【ブログ】情報を「偏食」する子どもたち

こんにちは。

小学生~中学生向け個別指導塾「新・個別指導 カナエル」の宮澤です。

このブログでは、「カナエル」塾生の様子、受験情報、塾長の想いなどを書いていきます。

カナエルがどんな塾か伝わりましたら幸いです。

 

情報を「偏食」する子どもたち

 

「闇バイト」を実行役とする強盗事件が相次いでいます。

一連の事件で逮捕されるのは、非行歴もない普通の若者です。彼らはSNSによって集められ、「高額報酬」「楽して稼げる」などの甘い文句に誘われてグループに入り、犯行に至ります。

 

しかし、強盗事犯の検挙率は95%以上で、しかも強盗罪は法定刑が5年以上の懲役という重罪です。

このように、強盗は実際には全く割に合わない犯罪であり、しかもこれだけ報道されているのにもかかわらず、なぜ実行犯となる若者は後を絶たないのでしょうか。

おそらく、こうした社会の動きは、多くの若者たちには届いていないのでしょう。

 

 

今の子どもたちを見ていると、自分の興味・関心のある情報についてはかなり深いところまで熟知している一方で、興味のない情報については、それが自分がちょっと手を伸ばせば届くほどの近くにあるものであっても、無関心であることがうかがわれます。

 

若年層の情報源は、SNSやYouTubeです。これらは自分の関心のある事柄に対しては、ダイレクトに、しかも大量の情報にアクセスできる一方、それ以外の事柄についてはほとんど情報が含まれていません。ですから、彼らは自分にとって関心が高く、都合の良い情報だけに囲まれて生きていくことができます。

 

これに対して、テレビのニュースや新聞などの媒体では、自分にとって関心のある情報だけでなく、あまり関心がない(言わば「ノイズ」のような)情報も併せて報道されますので、いやでもそれを目にすることになります。

しかし、「ノイズ」のように感じるこうした情報にも、実は重要なものが多々あります。ふと目にしたこうした情報から、我々は新たな気づきを得たり、あるいは世の中の動きや常識、多様な考え方を知ったりすることがあるのです。

 

 

「闇バイト」の影は中学生のすぐ近くまで忍び寄っています。

人格形成のために大切な十代の時期には、テレビのニュースを観たり、読書をしたりと、ぜひ多様な情報に触れて、幅広い考え方を身につけてほしいものです。情報の「偏食」はSNS時代の負の側面だと思いますが、それを続けている子どもの将来は、結局のところ「情報弱者」になりかねません。

 

 

 

新・個別指導カナエルとは?

新・個別指導カナエルは、茨城県牛久市の「ひたち野うしく」エリアにある、小学生~中学生向けの個別指導塾です。

日々のテスト対策から受験指導までお任せください!

 

料金や時間割は、こちらのページから↓
https://kobetsu-kanaeru.net/course-cost/

お問い合わせは、こちらの「公式LINE」から↓
https://lin.ee/C7bVXuH

些細なことでも、お気軽にご相談ください。

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です